射出成形機用 東レ・ミキシングノズル
樹脂成型品の色ムラを解消。ポリマー分布の均一化。
TORAY MIXING NOZZLE
TMNシリーズ
東レ・ミキシングノズルは定評ある東レ静止型管内混合器の応用機器として、東レのもつ高度な高分子技術を駆使し、新開発した特長ある射出成形機用ミキシングノズルです。
お手持ちの射出成形機を何ら改造することなく現状のノズルと付け替えるだけで、成形品のグレードアップ、品質の安定化、顔料・着色剤の節約など収益性の向上が期待できます。
<特徴 Features>
- 長さが短く小型で低圧損 : 長さが短く小型のため、各種の射出成形機に取付けられ、しかも低圧力損失です。
- 成形品の品質の安定と着色ムラを解消 : ノズル内の樹脂の色替えが容易で、原料ロスが少なく、色替え時間が短縮されます。 焼け,焦げの発生が少なくなり、製品の不良率が下がります。
- 着色成形品に最適 : マスターバッチペレット,ドライカラーによる射出成形品では、着色ムラの解消によってカラー分散が均一となり、着色剤が少なくてすみ、コストの低減がはかれます。さらに、マスターバッチの倍率を25倍以上にし背圧をかけずに成形しても色ムラが発生しないので、射出サイクルが短縮でき、コスト低減がはかれます。
- 高性能、高速射出に最適 : 溶融ポリマーの温度ムラ解消により、成形品のヒズミやヒケが少なくなります。また均一な溶融ポリマー状となるので、高速射出が可能となり、射出サイクルが短縮できます。高速射出による高品質の薄物成形も可能です。
- 成型品の寸法精度と強度の向上 : 溶融ポリマーが均一になり、寸法精度が向上し、また強度も強くなります。したがって、結晶性ポリマーなどの無色成形品にも適しています。
<実施例 Samples>
東レ・ミキシングノズルによる色替サンプル(例)
Shot Counts
顕微鏡による粒子分散テスト
(左)東レ・ミキシングノズル使用の場合
(右)未使用の場合
<型式選定の目安 Select Guidance>
1500トン以上の大型成形機には別型式にて対応